Blog

ブログ

ピアノを購入するなら?ピアノor 電子ピアノ

2023.08.27

教室に習いに来ている生徒さんによくあるのが、「ピアノと電子ピアノの違いがわからない」ということです。

自宅で練習している楽器がピアノなのか、電子ピアノなのか・・鍵盤楽器は全てピアノと思っているのかもしれません。

ピアノは「電気を使わない楽器で、演奏する人によって音色が変わるんだよ」と覚えてほしいです。

はじめに

ピアノを購入する前に知っておくこと

大きく分けて

ピアノ、電子ピアノ、キーボードに分けられます。

全体的に同じバージョンの鍵盤楽器ですが、それぞれに異なる特徴があります。

ピアノは、鍵盤を押すことでハンマーが弦を叩き、音が出る楽器です。

演奏する際には、音の大きさや強さを変えることができ、音の鳴り方に深みや豊かさがあるのが特徴です。

また、全88鍵の鍵盤があるため、奏でることができる楽曲の幅が広いことも魅力の一つです。

コンサートなどでよく目にする大きいピアノをグランドピアノ、グランドピアノを縦型にしたものをアップライトピアノといいます。

また最近では、ピアノに消音装置をつけることもできます。

電子ピアノは、電子回路を利用して音を発生するピアノ型の楽器です。

ピアノと同じ鍵盤が備わっていますが、音の鳴り方はピアノよりもシンプルで、鍵盤を押すとピアノの音を模した電子音が鳴ります。

しかし、音量や音色を調整することができるため、演奏する雰囲気を自分好みにカスタマイズすることができます。

また、デジタル機能によって、メトロノームや録音機能なども使用できる場合があります。

多くの電子ピアノは88鍵あります。

キーボードは、電子楽器の一種です。

ピアノや電子ピアノと同様の鍵盤がありますが、音の発生方法や機能は異なります。

キーボードには、様々な音色や効果音がセットされており、ライブ演奏や音楽制作に幅広く使用されます。

鍵盤の数やサイズなど、ピアノとは異なる形状を持つこともあります。

*以上のように、ピアノ、電子ピアノ、キーボードはそれぞれの特徴があるため、自分の目的や用途に合わせて選びましょう。

ピアノを購入する前の準備

予算の設定とピアノの種類

1、グランドピアノ

グランドピアノは最も高価なピアノの一種で、高品質の天然素材や高度な機能が多く詰まった楽器です。

新品のグランドピアノの価格は小さいものでも100万円以上、またコンサート用ピアノは1,000万円以上になることがあります。

中古品は価格が安い場合もあります。

十分なメンテナンスが行われているかを確認しなければなりませんが、古いものは頑丈に作られているものも多く、掘り出し物があるかもしれません。

2. アップライトピアノ

アップライトピアノは垂直に設置されたピアノの一種で、グランドピアノに比べてサイズが小さいため、価格も低くなっています。

新品のアップライトピアノの価格は一般的に30万円から100万円程度になりますが、無名の安価なピアノの購入はお勧めできません。

手放すときにブランドピアノの場合は下取り価格が違ってきます。

購入するならその辺りも考えて予算を決めてもいいかもしれません。

また中古品も多く出回っており、安価で手に入れることができます。

中古品もできればブランドピアノをお勧めします。

3. 電子ピアノ

電子ピアノは電子的な方式で音を発生させるピアノの一種で、グランドピアノやアップライトピアノに比べて大幅に軽量化され、機能も豊富になっています。

新品の高品質製品は50万円以上、中堅クラスでも10万円から30万円程度になります。

中古品も多く出回っており、安価で手に入れることができます。

4. キーボード

キーボードは、様々な音を出せる電子楽器であり、ピアノとは異なる特徴的な音色や機能が多くあります。

価格は入門機が10,000円以下から、高品質製品が30万円以上になります。

中古品も多く出回っており、安価で手に入れることができます。

*以上が一般的な価格帯ですが、メーカーや機能、サイズなどによって価格は変動します。

また、新品と中古品では価格が大きく異なりますが、中古品には使用感や劣化があるため、注意が必要です。

中古品を購入する場合は、必ず詳細な状態確認やメンテナンスを確認することが大切です。

京都 JEUGIA(ジュージヤ 楽器)
¥24,200 (2024/03/01 22:56時点 | 楽天市場調べ)

スペースの確保

ピアノは大きな楽器なため、スペースを確保する必要があります。

アップライトピアノは、縦約1.2m、横約1.5m程度のスペースを必要とします。

そのため、部屋の間取りを考慮し、十分な広さがあるか確認しましょう。

また、グランドピアノは更に大型でスペースを取るため、置く場所によっては十分な気密性や高さが必要になる場合があります。

どの部屋にどのように置くかも大事ですが、部屋のドアや廊下の幅、階段まわり、エレベーターなど納入の際の注意点があります。

購入場所の選定

ピアノを購入する場所には、楽器専門店、家電量販店、オンラインショップなどがあります。

楽器専門店には、ピアノの専門家が対応してくれたり、個別のメンテナンスサービスを提供してくれたりする場合もあります。

家電量販店やオンラインショップでは、価格が比較的安価な場合がありますが、サポート体制が充実していないことがあります。

選ぶ際は、自分に合った購入方法を選びましょう。

ピアノの見極め方

音色・音質の確認方法

ピアノの音色や音質は、そのピアノの特徴であり、演奏する人にとって非常に重要な要素です。

まずは、十分な時間が取れるようにし、ピアノを弾いてみてください。

一般的に、高音域から弾くと、ピアノの音色差がよくわかります。

また、同じ鍵盤を何度も弾いて、音色の変化を確認することも大切です。

鍵盤やペダルのチェック方法

鍵盤やペダルは、演奏する上で非常に大切な役割を果たします。

鍵盤は、打鍵感や反応速度などが重要なポイントです。

ペダルについては、ペダルの反応が滑らかかどうか、また、ペダルの各部品が正常に機能しているかどうかをチェックします。

右のダンパーペダルと同じように、左のソフトペダルも必ずチェックするようにしてください。

*グランドピアノの場合、真ん中のソステヌートペダルも、使用方法を聞いて確認しましょう。

商品の状態の確認方法

商品の状態は、ピアノを選ぶ際に最も重要なポイントの1つです。

まず、鍵盤やペダル、外観に傷や汚れがないかを確認します。

また、内部の構造やパーツについても、確認する必要があります。

フレームがしっかりとしており、ハンマーや弦などの部品が適切に取り付けられ、パーツ同士の摩擦やこすれ具合もチェックします。

ピアノのメンテナンスについて

ピアノの調律や定期メンテナンスにかかる費用や頻度

ピアノは木材などの天然素材を使用した楽器であり、季節や湿度の変化、頻繁な演奏によってピアノの調整が必要となります。

ピアノの調律費用は一般的に1回あたり10000円~20,000円程度で、頻度は1年に1回程度が一般的です。

ピアノの保管方法

ピアノは高価な楽器であり、長期間保管する場合や、引っ越しの際には、適切な保管方法を選ぶ必要があります。

ピアノの保管場所は、直射日光や風通しの悪い場所を避け、乾燥している場所を選び、湿度に注意して保管する必要があります。

また、移動する際には、慎重に搬送する必要があるため、専門業者に依頼することをお勧めします。

まとめ

ピアノを購入する前に知っておくべきことを振り返る

ピアノを購入する前には、いくつか知っておくべきことがあります。

まず、ピアノの種類にはアップライトピアノとグランドピアノがあり、それぞれのメリット・デメリットを比較し選択する必要があります。

また、ピアノの大きさや価格、構造や素材も重要な要素で、自分の予算や使い方に合わせて選ぶ必要があります。

さらに、購入するピアノの音色や音の響きも重要です。

これは実際に試弾することで判断することができます。

また、ピアノの保証やアフターサービスも確認し、長期的な使用やメンテナンスに備える必要があります。

最後にピアノは、音色や音域において豊かであり、弾き心地やタッチ感において演奏家の表現力や技術力を引き出すことができます。

さらに、ピアノには豊富なレパートリーがあり、クラシック音楽からジャズ、ポップスまで幅広く演奏することができます。

そのため、長期的な楽器としての価値が高く、多くの人々に愛され続けています。

是非ピアノの良さを知って長く続けてほしいと思います。

下矢印アイコン ブログ一覧